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クラブ活動の精神

 千葉学芸高等学校では、1年生全員にクラブ活動の加入を義務付けている。入学後1か月のクラブ選択期間を経て、全員が何らかのクラブに加入して活動しなければならない。2年生以上では任意参加のため、進学学習等のために退部する者もいるが、継続してクラブ活動に取り組む生徒も多く、有意なリーダーたちのもとで活発なクラブ活動が展開されている。

 本校のクラブ活動の特徴として、一般的な部活動に加えて、図書・編集・放送・福祉の常任委員会活動もクラブ活動に準じて展開していることが挙げられる。これは歴史的な経緯の中で、学校の諸活動の中でもクラブ活動を重視しつつ、他の教育学習活動との両立を図るべく調整されてきたものである。

 1966年(昭和41年)6月8日に千葉県私学協会の主催で県下クラブ活動研究会が本校を会場として行われたのを契機に、本校のクラブ活動は積極的な展開が行われるようになり、全員加入という方針が確立した。しかし、教科学習とクラブ活動の両立、自主的なクラブ選択と委員会組織、各クラブ間の活動内容や人員のアンバランスなど、種々の要素の対立を解決するため、全員加入、定員制、委員会制度、週2回以上の活動と合宿の義務付け等々のクラブ活動振興方針が打ち出され、実践されてきたのである。

 2000年(平成12年)に男女共学の千葉学芸高等学校として新たなスタートをするにあたり、野球部や柔道部をはじめとする男子対応のクラブの新設のため、第2体育館となる武道館の建設や、野球場・サッカー場・陸上競技場を備える総合グランドの建設が図られた。また既存のゴルフ・バレー・バスケット・バドミントンなどの部でも、女子の上級生のリードのもとで男子部を設けて展開された。そのほか、生徒の発意でクラブ・同好会を新設することとしたため、自転車競技や囲碁将棋などが新設された。

 新指導要領での必修クラブ活動の廃止により、共学化当初の1年は、クラブ活動の加入を自由参加としたが、未加入者が多いことは生活指導の上でも支障があるため、翌年から見直しを行った。クラブ活動という高校生活の醍醐味のひとつを味わうこともなく卒業するようなことがないよう、1年生全員加入義務とした。卒業後の社会生活においてクラブ活動の体験を人に尋ねられた場合でも「○○クラブにいた」との体験を語ることができるわけで、何もしてこなかったという劣等感を持たずに済むことにもなる。

 クラブ活動は、青春時代の華である。教科学習が行われるクラスでは横の人間関係だが、クラブでは先輩後輩の縦の人間関係もある。家庭・クラス・クラブといった重層的な人間関係の中で自分の位置を見つけることは、社会性や豊かな人間性を育むことにもなる。

 教科学習、検定資格取得をはじめとした技能実習と特別教育活動(クラブ活動、ホームルーム、学校行事)のすべてに努めることは、本校で高校生活を行う生徒の重要な責務である。高等学校の教育の目的は単なる知識・技術の獲得にあるわけではなく、むしろ人格の陶冶確立こそが真の目的である。その目的達成のために特別教育活動は重要である。

 クラブ活動には(1)自主性が養われる、(2)集団生活の法則を習得する、(3)縦の関係の中でリーダーシップが養われる、(4)特性・得意技能を伸長する、という教育上の意義がある。しかし何より楽しく、青春時代を謳歌する活動であることに最大の意義がある。若いエネルギーを爆発させ、友情の熱い高まりの中で心身を鍛え抜き、勝利の栄冠を目指すことは、青春そのものである。すべての生徒にクラブ活動の楽しさ、情熱を燃やす青春の素晴らしさを体感して欲しい。そして、ゴルフ部(2002年)・ソフトボール部(2003年)・吹奏楽部(2007年)の全国優勝など優れた実績に並ぶよう各クラブの努力・精進を大いに期待する。

      

                                                        学校長 高 橋 邦 夫